教師に無理やり志望校を変更させられる高校生―中国

中国で去年、受験生の一部が高校側から志望校を変えるよう強要されていたことが分かった。

 

一部の高校で、北京大学清華大学など中国のエリート校への合格者を確保するため、優秀な生徒に対し合格ラインがやや低い北京大学医学部看護科へ進路を変更するように強要していた。

 

拒否すると、何人もの学校関係者から6時間にわたって「説得」されたとのこと。

 

このニュースは中国国内でも多く関心を集め、同様の体験をしたというネットユーザーの書き込みが多く見られる。

 

原因として、高校の優劣を判断する時の大切な要素の北京大と清華大への合格者数偏重が挙げられる。合格者数は学校の評価に大きな影響を与え、評価の高い学校には資金も進学希望者も集まって来る。このことが、学校の強引な行動につながっている。